623 >>615 さらに安倍にはもう一つ理由があった。安倍が最大の政治目標として憲法改正を掲げていたことだ。二度目の総理になる前には「集団的自衛権(の行使容認)と憲法改正は必ずやる。できなかったら二度目の総理になる意味がない」と意気込んでいた。 憲法改正の発議には衆参両院で3分の2の賛成が必要で、公明党にももちろん賛成してもらわなければならない。 一方、自民・公明の二党だけでは改憲の発議はできない。『安倍晋三 回顧録』(中央公論新社)の中でも安倍は、「自民党内をまとめ、公明党を説得し、維新を含めた野党に協力を得なければ、憲法改正は無理です」と語っている。 野党の中から賛成してもらう相手として、日本維新の会の存在が念頭にあることがわかる。安倍は常々こう語っていた。 「橋下(徹元大阪府知事)さんというのは大したもんだよ。突破力と発信力がある。憲法改正のときは力になってもらわないといけない」 安倍は大阪で「都構想」を巡り自民党と維新が激しく対立しても、橋下や松井一郎前府知事との協力関係を切らず支援を続けた。 匿名さん2023/08/02 22:13