568 >>562 ゼネコンは経世会を選挙でも政治資金でもフルに支援し、見返りとして公共事業を受注するという癒着構造が成り立っていた。 自公連立政権が発足してまもなく、自民党内では清和会の小泉政権が誕生して経世会が没落し、代わって清和会が最大派閥に躍り出た。このころ公共事業利権を差配していたのは、古賀誠元幹事長や二階俊博元幹事長らである。彼らは清和会に公共事業利権を握られることを恐れ、気脈を通じていた公明党に国土交通相のポストを明け渡し、公明党とのパイプを通じて公共事業利権を維持することにした。 もちろん公明党も黙って大臣の椅子に座っているだけではない。創価学会の高齢化で組織力が弱まるなか、ゼネコンの集票力は公明党にとって大きな魅力だった。10年以上にわたって国交相のポストを独占するうちに、公明党の選挙の決起集会にゼネコンが駆けつけることは恒例行事となり、双方の関係は極めて密接になったのである。かつて経世会が牛耳った公共事業利権は公明党に受け継がれたのだ(古賀氏や二階氏は公明党との深いパイプを維持して、当初思惑通り今なおゼネコンへの影響力を維持している)。 匿名さん2023/07/22 09:17