631 FA権を行使しての巨人入りが決まった西武・野上亮磨投手(30)が29日、移籍決断後、初めて胸中を語った。神奈川・箱根町のホテルで行われた選手会納会に出席。巨人入りについては「本契約が終わってから話したい」と明言を避けたが、「(移籍の決め手は)チャレンジするというのが一番。このタイミングかな、というのがあった」と明かした。 悩み抜いた末に決断を下し、野上の表情はスッキリとしていた。今季、チーム2位の11勝を挙げて2位入りに貢献。巨人からは来季の先発ローテ入りを期待され、3年総額4・5億の好条件を提示された。FA権行使を表明した際、「本当に必要としてくれるところに」と話していた右腕は「すごく熱意を感じました」。最大限の誠意を示す巨人の姿勢に、心を動かされたようだ。 複数年契約と、5000万円からの年俸アップを提示した西武への愛着が、最後まで決断を迷わせていた。FA宣言後は「いろいろな人に電話した」と明かし、プロ入りから9年間を過ごした西武には「本当にみんなには感謝しかない」とうつむいた。 匿名さん2017/11/30 08:54