589 ◆第46回明治神宮大会第6日 ▽大学の部・決勝 亜大2―1早大=延長14回(18日・神宮) 頂点に一歩、届かなかった。重信は一塁ベンチで、亜大ナインの胴上げを目に焼きつけた。大学最終戦は5打数1安打。「悔しいです。ただ、ここまで来なければ悔しい思いはしないと思いますし(早実高から)7年間、早稲田で野球をやらせてもらい、人間的にもいろいろなことを教わった。いい思いをたくさんさせてもらいました」。敗戦にも真っすぐ前を向いた。 見せ場は作った。同点の8回1死から中前打で出塁。次打者の初球の前に2球、2球目の前に2球、けん制球がきたが、直後に楽々、二盗を決めた。得点にこそ結びつかなかったが、「無心でやっていました」と好スタートを切り、巨人・鈴木ばりの飛ぶようなスライディングを見せた。 今後は野球部の寮を退寮するが、練習を継続するため千葉の実家に戻らず、大学の球場近くで一人暮らしする予定。「これで野球が終わるわけではない。また次のステージに生かせたらいいと思います」。50メートル5秒7の俊足で、プロでは1年目から期待が大きい。準優勝の悔しさを糧に、来年は由伸巨人で日本一を目指す。 匿名さん2015/11/19 08:48