224 >>221 同じ時期、安倍氏の遺産と言っていい、日本と米国、インド、オーストラリアによる戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」の一員として「対中包囲網」を築いていたはずのオーストラリアと米国が、中国との通商関係「改善」かのように見える動きをしていたからだ。 オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は、上海での「中国国際輸入博覧会」の開幕式に出席、翌日には習近平国家主席と会談もしている。 米国も同博覧会に初めて、連邦政府レベルで出展している。この動きに、「岸田外交一人負け」(※日刊ゲンダイ)と貶すメディアもあったが、その見方も浅はかだ。 米国は今、中国に対して新たな「制裁」を検討中だ。半導体や人工知能(AI)、量子コンピューター分野を司(つかさど)る中国企業に対し、米国のベンチャーキャピタルから資金が流れることを止める法案を検討しているのだ。 オーストラリアはもとより、ウイグル人の強制労働の実態を世界に告発した国である。つまり米・豪は、中国の強国化を止めつつ、自国の農産品などは買わせようという、したたかな動きを見せているのだ。日本の「周回遅れ外交」がただ情けない。 匿名さん2023/11/12 23:08