019 >>14 このように、マルクスが唱えた、社会主義革命の主体である労働者階級の窮乏化が起こらず、逆に生活水準が向上して豊かになれば、ストライキなど資本家との階級闘争も激減するから社会主義革命が起こらないのは歴史的必然であり構造的問題であると言える。 以上からいえることは、構造的に「先進国革命」はもはや不可能だということである。なぜなら、「労働者階級の窮乏化」という社会主義革命にとって最も重要な条件がもはや欧米・日本などの先進資本主義諸国では消滅しているからである。 これらの先進資本主義諸国では「能力に応じて働き必要に応じて受け取る」(マルクス著『ゴーダ綱領批判』)との共産主義の理想も、失業率が低下し、生活水準が向上して豊かになった労働者階級にとっては、もはや魅力を失っている。欧米・日本などの先進資本主義諸国の共産党は、労働者が豊かになればなるほど衰退するほかないのである。 匿名さん2025/02/22 23:411