岡山大学がワクチン副反応に重篤な合併症が起きることを確認
<発表のポイント>
ワクチン副反応として持続する症状の特徴について、後ろ向き観察研究を行いました。
ワクチン副反応の症状としては感覚障害が最も多く、28.1%でした。
重篤な合併症を有する症例もあり、全身を包括的にみる体制が必要であることが確認されました。
◆概 要
の岡山大学病院は2021年4月より、岡山県保健医療部保健医療課ワクチン対策室からの委託を受けて、新型コロナワクチン接種後の各種症状に対応する「ワクチン副反応外来」を設置しています。
2021年4月から2023年3月までの期間にワクチン副反応外来を受診した患者を対象に、後方視的記述研究を行いました。
最も頻度の高かった症状は、感覚障害(34人、28.1%)、全身倦怠感(30人、24.8%)、発熱/微熱(21人、17.4%)、頭痛(21人、17.4%)でした。また比較的重篤な症状を6人に認めました。
ワクチン副反応の症状は多彩であり、全身症状を包括的にみる診療が重要であることが分かりました。本研究結果は、2023年10月30日付で国際学術雑誌「Vaccines」に掲載されました。
ワクチン副反応として持続する症状の特徴について、後ろ向き観察研究を行いました。
ワクチン副反応の症状としては感覚障害が最も多く、28.1%でした。
重篤な合併症を有する症例もあり、全身を包括的にみる体制が必要であることが確認されました。
◆概 要
の岡山大学病院は2021年4月より、岡山県保健医療部保健医療課ワクチン対策室からの委託を受けて、新型コロナワクチン接種後の各種症状に対応する「ワクチン副反応外来」を設置しています。
2021年4月から2023年3月までの期間にワクチン副反応外来を受診した患者を対象に、後方視的記述研究を行いました。
最も頻度の高かった症状は、感覚障害(34人、28.1%)、全身倦怠感(30人、24.8%)、発熱/微熱(21人、17.4%)、頭痛(21人、17.4%)でした。また比較的重篤な症状を6人に認めました。
ワクチン副反応の症状は多彩であり、全身症状を包括的にみる診療が重要であることが分かりました。本研究結果は、2023年10月30日付で国際学術雑誌「Vaccines」に掲載されました。