【野球】22 小林誠司(読売ジャイアンツ)
☆1989・6・7生
☆178㌢78㌔
☆右投右打
☆大阪府出身
☆広陵高─同志社大─日本生命─巨人(13年1位)(*´-`)
☆178㌢78㌔
☆右投右打
☆大阪府出身
☆広陵高─同志社大─日本生命─巨人(13年1位)(*´-`)
小林誠司(26)は､｢投手に首を振られてもいいと思っている｣と言う｡投球のリズムが悪くなるという批判はもちろん承知｡そこには2年目捕手の､一つのポリシーがある｡
今季は開幕マスクをかぶり､定位置をつかむことを期待された｡だが､相川らの壁に阻まれて控えに甘んじ､5月下旬から､二軍で出場経験を積んだ｡
｢初めは相当苦労していた｣と関係者は言う｡一軍と二軍の投手ではレベルが違う｡上では要求通りの球が来ても､下ではそうはいかない｡どんな状況で､どんなサインを出したら､どんなボールが来るのか｡そして打者を抑えられるのか――｡より投手を知り尽くす必要があるからだ｡
｢見つめ直すいい時間になった｣｡試行錯誤し､7月上旬､一軍に戻った｡すぐにはうまくいかなかった｡7月22日の阪神戦では､リードしたポレダが自己最短の4回で降りた｡首を振り続けた左腕は､明らかにいらついていた｡翌日､原監督から直接指導を受けた｡
今季は開幕マスクをかぶり､定位置をつかむことを期待された｡だが､相川らの壁に阻まれて控えに甘んじ､5月下旬から､二軍で出場経験を積んだ｡
｢初めは相当苦労していた｣と関係者は言う｡一軍と二軍の投手ではレベルが違う｡上では要求通りの球が来ても､下ではそうはいかない｡どんな状況で､どんなサインを出したら､どんなボールが来るのか｡そして打者を抑えられるのか――｡より投手を知り尽くす必要があるからだ｡
｢見つめ直すいい時間になった｣｡試行錯誤し､7月上旬､一軍に戻った｡すぐにはうまくいかなかった｡7月22日の阪神戦では､リードしたポレダが自己最短の4回で降りた｡首を振り続けた左腕は､明らかにいらついていた｡翌日､原監督から直接指導を受けた｡
だがその後の行動が､成長を感じさせた｡同じコンビで臨んだ8月7日の広島戦で､ポレダはテンポ良く投げ込み､8回無失点｡聞けば小林が試合前にポレダから､何を投げてどう抑えたいのか熱心に聞き取ったという｡ポレダは｢いい意思疎通が図れた｡戦略を共有することができた｣と満足そうに語った｡
｢投手の一番投げたい球が､一番いいボール｣と考える｡｢首を振られても｣という発言の真意は､投手に納得のいく球を投げてほしい､投手の考えをもっと知りたいという意味なのだ｡
｢本気で(投手に)接して､信用される捕手になりたい｣｡不動の正捕手だった阿部はマスクを外し､再び期待と責任を背負った｡失敗を重ねながら､少しずつたくましさを増す背番号22｡彼の成長なくして､チームスローガンの｢新成｣はない｡
｢投手の一番投げたい球が､一番いいボール｣と考える｡｢首を振られても｣という発言の真意は､投手に納得のいく球を投げてほしい､投手の考えをもっと知りたいという意味なのだ｡
｢本気で(投手に)接して､信用される捕手になりたい｣｡不動の正捕手だった阿部はマスクを外し､再び期待と責任を背負った｡失敗を重ねながら､少しずつたくましさを増す背番号22｡彼の成長なくして､チームスローガンの｢新成｣はない｡
マイコラスを６回２死まで一人の走者も出さない好リード。２回には３試合ぶりの安打となる右翼線二塁打を放った。「いつかは打たれるだろうと思って、チームが勝つことを常に意識
した」
した」
５回無死二、三塁で１点差に迫る左前適時打。その後、立岡の左翼への当たりで一気に三塁を陥れる好走塁も見せた。「食らいついていこうと思った。内海さんはボール自体は良かった」
お立ち台の小林は、満面の笑みを浮かべていた。「智之の、気持ちのこもった投球が伝わってきたので、バッテリーとして、勝てたことが本当にうれしい」。エース右腕を４試合ぶりの勝利に導き、声を弾ませた。
直球主体のリードで阪神打線を押し切った。転機は４回。先頭の福留に、カーブを右翼席へ運ばれたシーンだ。「（菅野の）一番いい球は直球だし、打たれても悔いはない。直球あっての変化球。自分の中でもう一度心に置いて、強い気持ちでいきました」。痛恨の同点弾ではあったが、これで覚悟は固まった。終盤７、８、９回といずれも得点圏に走者を背負ったが、最後はすべて力勝負でねじ伏せた。
バットでも、菅野を援護した。「本当に、何とかしたいという気持ちだけでした。直球が速いからといって飛びつくのではなく、タイミングを合わせながらしっかり自分のスイングができるように準備していました」。０―０の２回２死一塁。藤浪の１５２キロ直球を捉え、左中間への二塁打で均衡を破った。９回先頭では死球で出塁し、サヨナラのホームを踏んだ。
直球主体のリードで阪神打線を押し切った。転機は４回。先頭の福留に、カーブを右翼席へ運ばれたシーンだ。「（菅野の）一番いい球は直球だし、打たれても悔いはない。直球あっての変化球。自分の中でもう一度心に置いて、強い気持ちでいきました」。痛恨の同点弾ではあったが、これで覚悟は固まった。終盤７、８、９回といずれも得点圏に走者を背負ったが、最後はすべて力勝負でねじ伏せた。
バットでも、菅野を援護した。「本当に、何とかしたいという気持ちだけでした。直球が速いからといって飛びつくのではなく、タイミングを合わせながらしっかり自分のスイングができるように準備していました」。０―０の２回２死一塁。藤浪の１５２キロ直球を捉え、左中間への二塁打で均衡を破った。９回先頭では死球で出塁し、サヨナラのホームを踏んだ。
ポスト阿部の正捕手と期待された今季。５月にプロ初となる２軍降格を経験するなど苦難の２年目となったが、再びはい上がろうとしている。「ファンのみなさんに、変わった姿を見ていただきたいと思って１軍に来ました」。修業期間が遠回りじゃなかったことは、ここから証明すればいい。
打撃好調の小林。進化の要因は徹底的に狙い球を絞っているところにある。２回の左中間二塁打は藤浪の１５２キロを捉えたもの。完全にストレート一本を待っていた。もし、変化球だったら仕方がない。そんな割り切りが、思い切りの良いスイングに結びついている。
捕手にとってバッティングとリードは、表裏一体。小林の場合、試合に出続けることで配球の経験値が上がり、それが打席でも発揮されている。
ただ、まだ発展途上なのも事実だ。例えば福留に対する攻め。初回に１４８キロの真っすぐを左中間に持っていかれた。それならばと、緩いカーブで入った４回は右中間スタンドに被弾。福留クラスの打者なら、あの初球のカーブは想定内だ。ボール球でいいので、真っすぐで相手の体を起こしてからの変化球が、安全策だった。
これからの小林にとっては観察力、洞察力のアップが課題になる。球を見逃した打者の表情、打席での足の位置…すべてを瞬時にデータ化し次の１球を決める。この力が進化したとき、精度を増してきたキャッチングや並外れた強肩が、さらに武器になる。
捕手にとってバッティングとリードは、表裏一体。小林の場合、試合に出続けることで配球の経験値が上がり、それが打席でも発揮されている。
ただ、まだ発展途上なのも事実だ。例えば福留に対する攻め。初回に１４８キロの真っすぐを左中間に持っていかれた。それならばと、緩いカーブで入った４回は右中間スタンドに被弾。福留クラスの打者なら、あの初球のカーブは想定内だ。ボール球でいいので、真っすぐで相手の体を起こしてからの変化球が、安全策だった。
これからの小林にとっては観察力、洞察力のアップが課題になる。球を見逃した打者の表情、打席での足の位置…すべてを瞬時にデータ化し次の１球を決める。この力が進化したとき、精度を増してきたキャッチングや並外れた強肩が、さらに武器になる。
いけめん(*´ω｀*)
４回、菅野の２つの押し出しと自身の捕逸などで４点を失い、エースをリードできなかった。「点が入るまではしっかりと勝負ができていた。１点が入ってから慎重になった部分がありました」
配球を工夫。高木勇の調子を見て、フォークが有効と判断し、８つの三振のうち、３つをフォークで奪った。「最初から決め球として使っていこうと思っていた」
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