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プラトニックラブは-5
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😱
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デパス
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わいたいと
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私が針生先生の研究室から出て行った時、信之さんがいらした。
私「先生。こちらへご用でしょうか?」
信之さん「用がなかったらダメか?」
私「違う。貴方の研究室にいたはずなのに…私?」
私は、泣きそうになっていた。
信之さん「絶対に、あいつの研究室に行くな。君には良くない。」
私は、震えそうになった。
私「洋服…。私は、脱いでいない。汚れていたから、洗って差し上げましたって針生先生が。私、違う。」
私は、大泣きした。
信之さん「思い出してはダメだ。君の為だ。」
私「同じ。高校の時と同じ。好きな男性以外したくない。」
信之さんは、私を抱きしめていた。
針生先生が歩いて来た。
針生先生「ラブシーンですか?堂々と。」
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信之さん「いい加減にしろ!こちらの先生も証人になる。お前、学校辞めろ!」
私「やめて。私が悪いの。貴方を苦しめた。ごめんなさい。」
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私「信之さん、私のことで悩まないで。喧嘩しないで。貴方のことが好き。」
信之さんは、泣き出した。
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疲れた。手が痛い。
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うめ吉ちゃん。
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誰も傷つけたくなかった。皆んなが、元気を取り戻した。
だけど、哲学の先生が私に言っていた。
渡辺先生「君は、皆んなに気を遣っている。疲れませんか?」
私「慣れています。でも、時々、一人でいる時が楽です。一人でいたら、誰も傷つかない。」
渡辺先生「君を教えて良かった。」
私「先生?ご冗談を。でもありがとうございます。そう言っていただけるだけで、私は、この学校にいる意味がありましたね…。また色々な生徒がきます。先生も、切磋琢磨し、あの時大変だったけど、今は楽だよと言えますようにと祈っております。」
渡辺先生「ありがとう。」
渡辺先生は、泣きそうになっていました。
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私「先生、元気になってくださいね。私、傷つけられるのは本当は、全然、慣れていない。強がりで、人一倍、傷つきやすい。だから、苦しんでいる人がいる時、貴女がいたから頑張れたって言ってもらえるように生きている。これからも。先生、こちらこそありがとうございます。」
私は、最後の授業を後にした。
私「先生、ありがとうございます。元気出してください。苦しくても笑っていたら、道が開けるから。」
私の目から涙が溢れそうになるのを我慢して、頭を下げた。
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私から泣きながら笑顔で微笑んで、手を振った。
私「ありがとうございます。」
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