ワクチン「リスク情報開示」渋り危険性を公表したがらない厚労省
ワクチン効果を情報操作
例えば、21年10月、厚労省は接種後の心筋炎・心膜炎に関する一般向けのリーフレットをHPに載せた。そのグラフがあざとかった。若い男性が新型コロナ感染症に罹った場合の100万人当たりの心筋炎・心膜炎の発症数は834人に上る。片やワクチン接種を受けた場合は3.7〜28.8人と断然少ない。だから「接種をおすすめします」と記している
だが、834人の母数は感染者の総数ではなく入院患者の数だった。悪化して入院した患者に発症が多いのは当然だろう。感染者総数で割れば13人程度との説もある。グラフはワクチン効果を過大に見せる情報操作ではないかと指摘され、厚労省はそれを削除した
厚労省が不開示の圧力
なぜ国会議員の問い合わせが、死亡事案の件数公開に必要なのか。本誌編集部から厚労省に文書で尋ね、回答を待った。
厚労省は死亡事案の申請件数を自ら公表しないだけでなく都道府県にも不開示の圧力をかけていたる。のサイトに、厚労省が22年9月26日に都道府県のワクチン担当者宛てに送った「健康被害救済制度の進達件数の公開について」というメールで厚労省は次のように回答している。
続く
例えば、21年10月、厚労省は接種後の心筋炎・心膜炎に関する一般向けのリーフレットをHPに載せた。そのグラフがあざとかった。若い男性が新型コロナ感染症に罹った場合の100万人当たりの心筋炎・心膜炎の発症数は834人に上る。片やワクチン接種を受けた場合は3.7〜28.8人と断然少ない。だから「接種をおすすめします」と記している
だが、834人の母数は感染者の総数ではなく入院患者の数だった。悪化して入院した患者に発症が多いのは当然だろう。感染者総数で割れば13人程度との説もある。グラフはワクチン効果を過大に見せる情報操作ではないかと指摘され、厚労省はそれを削除した
厚労省が不開示の圧力
なぜ国会議員の問い合わせが、死亡事案の件数公開に必要なのか。本誌編集部から厚労省に文書で尋ね、回答を待った。
厚労省は死亡事案の申請件数を自ら公表しないだけでなく都道府県にも不開示の圧力をかけていたる。のサイトに、厚労省が22年9月26日に都道府県のワクチン担当者宛てに送った「健康被害救済制度の進達件数の公開について」というメールで厚労省は次のように回答している。
続く